当法人は、創業者 林良昭が昭和51年の春にクリニックとして開業し、以来45年以上この地でみなさまと共に歩んでまいりました。これまで築き上げてきた歴史と想いを大事にしながら、これからの新しい時代に合った起生会を築いていきたいと考えております。
 私は日ごろから「何をするか」ではなく「誰とするか」を大事に、出会いや縁を大切にしてきました。これからも、たくさんの縁を大切にし、当法人の理念でもある「優しさと思いやりをもって心から癒される病院・介護施設」を地域のみなさまと共に共有できるよう職員一同、みなさんと共に歩んでまいりたいと思います。

理事長 花 田 博 実

私は鹿児島大学医学部を昭和49年に卒業いたしまして、鹿児島大学病院、鹿児島市医師会病院、鹿児島市立病院と勤務し、鹿児島市立病院副院長を最後に定年退職いたしました。その後鹿児島市医師会理事を務めながら医師会病院で診察してきました。前任の上津原院長は私の市立病院時代の院長でもあります。専門は消化器内科です。
 折しも新型コロナウイルス感染症で、健康や経済など全ての分野の被害は今や未曾有の事態となり、健全に病院を維持することも至難の業と言えます。厳しい時期の就任と心得、身が引き締まる思いです。医療はいつの時代でも厳しいと言われ続けてきましたが、今はその程度が異なります。一致団結し、何よりも患者さんのために明るい病院を築いていけたらと思っています。

病院長 美 園 俊 明

創業者 林 良 昭

 林内科胃腸科病院は、昭和51年春、現在の地(鹿児島市武)に3名の医師で林内科胃腸科クリニックとして開院しました。
 当時、西鹿児島駅西口は駅からのアクセスに困難を極め西郷屋敷跡地も砂塵が舞うガタガタ道で、立地条件の悪さに大手金融機関から敬遠される始末でした。
 創業者 林 良昭は、そこにあえて土地の悪条件を克服して未来の地域医療を夢見、ひたすら信念を持って、求められる医療を構築することが何よりと考え、開院にチャレンジしました。幸いにも、西駅は鹿児島中央駅となり西口再開発・常盤トンネル開通・城西通り・武岡トンネル増設工事・九州高速道路入り口・JR新幹線の全線開通等々の鹿児島中央駅西口の発展は急速に進み、今も尚発展し続けています。
 創業者の想いを胸に、この地でこれからも地域医療の力となるべく、医師・スタッフ一同総力を結集させ”断らないハートフル精神”と微笑みを忘れずに医療・福祉・介護の相談にも応じ、救急医療はもとより、創業者の想いでもある癒しの医療を目指し日夜励みます。

2023年3月 永眠