9月の記事担当は薬剤師の新村です(^^)今回は講師としての活動についてご報告です。先日、鹿児島市薬剤師会主催で「漢方の『寒』」をテーマに薬剤師の先生方を対象とした研修講師を行いました。当日は会場7名、オンライン受講で160名の方にご参加いただき、熱心に耳を傾けてくださいました。
「寒」(冷え)という視点は、東洋医学における病態理解の基本であり、日常の服薬指導や患者支援にもつながる大切な考え方です。冷えの自覚症状だけでなく、舌・全身状態を含めて「寒証」として捉えることが、治療方針の選択に直結することを共有できたのではないかと思います。
参加された先生方からは、「冷え症の漢方治療が理解できた」「患者さんの背景をより広い視点で見られそう」といった声をいただき、実務に役立つ手応えを感じていただけたことをうれしく思います。今後も薬剤師の先生方が日常業務で漢方の知識をより活用できるよう、実際の症例や方剤選択の工夫なども含めた研修を重ねていければと考えております!